押し菓子の製造になくてはならないものに木型がある。今、全国で使われている木型のほとんどが京都の職人の手によるものだという。 材料には最低3年間自然乾燥させた桜材を用い、乾燥、木地づくり、粗彫、中仕上げ、彫り上げ、と進む。道具は刀から砥石まで、職人ひとりひとりが工夫をこらして独自のものを用いる。