現在茶筒のほとんどが機械生産でできている中、一貫した手づくりの茶筒は130余の工程を経てできあがる。蓋を茶筒の口に合わせると自ずと閉まる緻密さは手づくりならではのものである。 地肌を生かした塗装のない銅製やブリキ製の「生地物」は茶筒本来の渋い美しさを持ち、使い込むうちに素材独特の色の変化を楽しめる。